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競売と流れについて

住宅の購入をする時に頭金なしの住宅ローンがありますが、毎月のローンの支払額が増えるということで、ローン返済で苦しむ人は少なくありません。また、頭金は出したけどもローン支払いの途中でリストラに遭ったり、ボーナスがカットされた上に給料も減らされた場合、ローンの返済が滞ることがあります。
ローンの返済が滞ると1、2か月程度で督促状が家のポストに入ります。督促状にはこのまま住宅ローンの滞納を続けるとどうなるかということや今後の流れが書かれています。この段階でそのまま何もせずローンを滞納し続けると執行官が家に来ていよいよ競売の準備が始まります。ただ、競売をする場合には安くしか売れないことが多く、債権者も満足した額を手に入れることはできませんし、債務者も全額返済できず、一部借金が残ったままの状態が続くため精神的に苦しい状態が続きます。
そこで、任意売却を選択するという方法があります。通常、競売が開始されて買主が決定するのは、督促状が来てから4,5か月後です。つまり、その段階で任意売却を決めてしまえば、高く売却することも可能になるのです。任意売却をする場合には、債権者と債務者、そしてその仲介業者の相談で決めますが、その旨住宅金融支援機構や金融機関の同意も必要になります。
同意を得ることができれば、インターネット広告などを通じてその住宅の売却をしていきます。もし、その住宅を欲しいという希望者が見つかれば、そこで、任意売却は終了になります。